ほどよく記憶
2018年 11月 19日
こんにちは。
野球の透けるぷにょぷにょなボールと手づくりグローブ。
男性はわかりやすいと思うがボールやバットを握ると感触の記憶がバッと蘇る。たまたま昭和の木のバットがあるのでお客様に握ってもらうとほっとしたような顔をされる。グローブに対する記憶と感動はその半分くらいかな。手の平はとてもせまいゾーンで記憶をキャッチして包んでいる。外側の肌で感じるグローブの感覚は鈍いということだ。ボールをキャッチした感触の方を覚えている。触れてほっとすることは大切だ。まだ健在の母親の手の感触を覚えようと よく触らせてくれ といったら気持ち悪がれ、父の手も、と思い触れさせてくれ というと触れる前に手の形や色がそっくりだったことに唖然となり驚く。
バットは思いだしても母親の手の感触は思いだせないもので。
皆さんにもおすすめします。
大切な人の記憶。記憶の中の記憶でもいいと思います。ものでも景色でも写真でもおんなじ。暗記はできないけれど程よく残るものです。
本日も心にすっと入り込む素敵な出会いがありますように。
良い一日を。