ハロービューティフル!見世蔵とのれん MOROcraft blog/2014.12.11 Thursday
2014年 12月 11日
すこし湿気があって寒いけど嫌いじゃない感じ。
店オープンから半年。僕の店は見世蔵を店舗として借りていて、みての通り重厚感があります。蔵の街栃木にはなじんでいたけど、全部「和」には抵抗を感じていて、どこかにクラシックだけどシンプルな普遍的な外観にしたかったのですよ。はい。
瓦屋根だけど入口は明るくシンプルな色調にしたかったし、イングランドのようなレンガもいいななんて思ったりもしました。実際、レンガを多用した蔵もあります。入口のガラス戸の木枠も今は明るい白木だけど年数がたてば朽ちていい感じになるでしょう。
でも定番の「のれん」に馴染みのなかった僕は今一歩、乗り気にならず「のれん」いるか?と何もつけずに過ごしていました。
街にはたくさんの蔵に「のれん」が下がっていますがどれも同じよう。最近はどこへいっても目が行き「のれん男子」と化していました。
夏も過ぎたころ、手元にあった透ける藍の布で手作りをしてさげてはみましたがどこか貧相。
そのあと思いついて韓国の古いポジャギをさげたらなかなかいい。
そして最近、古物の市場で幅といい、生地のやられかたといいなんとも古道具屋らしいのれんを、おばさまとセリあった末にゲッツ。
麻のような古布でできていてしっかりとしたものです。
古布に知識の浅い僕は青山にある古民藝もりたさんの本やら読んで調べましたがどんな代物かわからず。どなたか教えてくださいませ。
しかし、のれんを下げてみると蔵としっくりくるんだよねー。なんだろうこれ。
見慣れてる景色だからかなぁ。
写真では伝わらない満足感。やっぱりのれんいるわ~。
布が揺れているのはいい。
またしても知らない世界に足を踏み入れたのでした。あ~楽しい。
こんな感じ。